指のプロンプト「5 finger」について
どうも!
です!(自己紹介とかないのでTwitter貼っときます。)
今日は時々見るプロンプト「5 finger」について検証してみます。
ことの発端はこちら
プロンプト解析中におもったのですが、
— でょ@AIお絵描き研究中 (@old10262882) November 27, 2022
指に関する話だと、言語よる違いを取り入れてるべきだと考えます。
日本語では指は5本ですが、英語だと親指はfingerに含まれないので、4 finger+1 thumb(親指)になるんですよね。
これを考慮するとプロンプトに5fingerを入れるべきでは無いし、
>続く
何が言いたいのかというと、正しい英語で書いた方がいいんじゃね?ってことです。
(寝起きのツイートなので文章おかしいのは許してねw)
有識者の方々曰く、正しい英語を使う必要はないとのこと、
ですが、物は試しなので試してみようということで。
「5 finger」と 「4 finger,1 thumb」どっちがいいのか力技で試してみます!
※本検証は私の環境下でのみの結果なので、あくまで参考程度にお願いします。
検証方法
今回はNovel AIとAnything v3の両方で検証します。
サイズ:512X512
steps:28
Scale:11
Sampling : k_euler_ancestral
今回も銀髪ボブカットちゃんに手伝ってもらいます!
基本のプロンプト:
1girl intricate eye,bangs,blush,collarbone,eyebrows_visible_through_hair, hair_ribbon, lens_flare, looking_at_viewer, mole, mole_under_eye,open_mouth, outdoors,folded , reaching, reaching_out, ribbon,sidelocks, smile, solo, bangs, blue_eyes, blunt_bangs, blush,collarbone, ((((silver hair)))),small breasts, medium hair,bob cut, outstretched arms, outstretched hand,(((full_body))),
ネガティブプロンプト:
bad hands, text, error, missing fingrs,loli
上記プロンプトに「5 finger」と 「4 finger,1 thumb」を付けたものを、Novel AIとAnythingv3でそれぞれ100枚ずつ計400枚生成してみます。
生成した画像を6つに分類します。
1.両手正常
2.片手正常
3.本数が多い
4.本数が少ない
5.奇形
6.画角外
それぞれ100枚づつどのような傾向があるか調べてみよう!
検証結果
早速ですか検証結果はこちら!!
Novel AIの方は誤差レベルでしたが、Anything v3の方は「5 finger」の方がちゃんと生成できた画像の方が多かった!画角内に手が収まることも多かったので、本環境のAnything v3では「5 finger」を使った方がよさそうということが分かりました。
追加検証
先ほどの検証ではシード値の差を考慮していませんでした。
ということで、先ほどと同条件かつ同じシード値で比較検証してみましょう!
Anything v3を同シード値で「5 finger」と 「4 finger,1 thumb」を20枚生成しました。
検証結果
こんな感じになりました!
どちらかのみ成功するパターンが多いことが分かりました。
実際の生成画像です。
左から「4 finger,1 thumb」、「5 finger」、「指定なし」の同シード値の物です。
どちらかが失敗したとき、もう片方は成功することが多かったので、指の生成に失敗したら、同シード値でプロンプトの記述を変えれば成功する可能性がありますね。
結論?
以上の検証からAnything v3では、
「5 finger」で指定して、指の生成に失敗したら、同シード値で「4 finger,1 thumb」に変更して再生成したら上手くいくかもしれない!ということが分かった。
本検証は以上になります。
環境や、使うプロンプト等によって変わる可能性があるので、参考程度ということで、よろしくお願いいたします。